物流の根幹!再度認識しておく「物流の6つの活動」


JISで制定されている「物流」の定義の中に「6つの物流活動」があり、これらの各活動についてもJISで制定されています。

これらが物流の根幹を成すものです。

物流の根幹ということは、ロジスティクスの、そしてSCMの根幹であるとも言えます。

 

  • 包装(Packaging):JIS Z-0-0111-2001

「物品の輸送、保管、取引、使用などに当たって、その価値及び状態を維持するために、適切な材料、容器などに物品を収納すること

及びそれらを施す技術、又は施す状態。

これを個装、内装及び外装の3種類に大別する。パッケージングともいう」

 

  • 輸送(Transportation):JIS Z-0111-3001

「貨物をトラック、船舶、鉄道車両、航空機、その他の輸送機関によって、ある地点から他の地点へ移動させること」

 

  • 保管(Storage)JIS Z-0111-4001

「物資を一定の場所において、品質、数量の保持など適正な管理の下で、ある期間蔵置すること」

 

  • 荷役(Material handling):JIS Z-0111-5001

「物流過程における物資の積卸し、運搬、積付け、ピッキング、仕分け、荷ぞろえなどの作業及びこれに付随する作業。

マテリアルハンドリングともいう」

 

  • 流通加工:JIS Z-0111-6001

「流通過程の倉庫、物流センター、店舗などで商品に加工すること。生鮮食品又は繊維品の二次加工、小分け商品化包装、値札付け、

鉄鋼・ガラスなど生産財の裁断、注文に対する機器の組み立て・組み替え及び塗装替えなどを言う」

 

  • 物流情報システム(Logistics information system):JIS Z0111-7001

「物流を対象とした情報システム。このシステムには、物流の各機能を効率化、高度化するために機能分野、受発注から配送、

保管から在庫、更に調達及び回収の業務分野、これらに関連した計画・実施。評価の経営過程の分野、更に、運輸業、倉庫業など

の物流事業者と荷主との関連を含めた分野がある」

 

  • まとめ

この「6つの物流活動」を抑え、物流を構築していく上で、壁にぶつかったら、この6つの物流活動を思い出してください。

そこにヒントが隠されているはずです。

 


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