導入しやすく即効性あり!労働災害を予防する3つの対策


労災を起こさないために、ヒヤリ・ハット(危うく大惨事になる傷害のない災害)などを見える化します。

※ヒヤリ・ハットとは、事故には至らなかったもののヒヤリとした、ハッとした事例や危うく大惨事になる傷害のない災害の事

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※絵:節約術のまとめ!by マネトラの節約から引用

 

・労働災害対策として導入しやすさと即効性のある「緑十字」

労働災害(労災)とは、業務上の事由または通勤途中上で負傷、疾病、障害、死亡する災害の事を言います。

労災がひとたび発生すれば、労働基準監督署の是正勧告が出たり、管理者が業務上過失致死傷害などの刑法責任を

問われたりすることも出てきます。

そこで、緑十字を用いて、災害発生の状況を見える化します。

緑十字とは、1ヶ月ごとの日付を無災害であれば、1枚ずつ緑色カードで埋めていき、災害がなければ緑十字が月末に完成します。

休業災害があれば、赤色カード、不休災害があれば黄色カードになり、緑十字は完成しません。

 

・1件の事故は300件の原因!?ハインリッヒの法則で社員の意識改革

ハインリッヒの法則では、不安全行動と不安全状態が混在する作業環境においては、1件の大きな

事故・災害の裏には、29件の軽微な事故・災害、そして300件のヒヤリ・ハット(事故には至らなかったものの

ヒヤリとした、ハッとした事例)があるとされます。

重大災害の防止のためには、事故や災害の発生が予測されたヒヤリ・ハットの段階で対処していくことが求められます。

そこで、ヒヤリ・ハット・カードで見える化し、発生箇所・度数率(事故発生件数)などを明らかにした上で

安全パトロールにより、そのリスクをつぶしていきます。

 

・4つの質問で社員の教育も行えるKYT(危険予知訓練)

KYTとは、職場に潜んでいる危険因子などを事前に予知して危険を回避する訓練です。

具体的に下記の4つの質問を行います。

①現状分析:どんな危険が非戦でいるか

②本質追求:これが危険のポイントだ

③対策樹立:あなたならどうする

④目標設定:私たちはこうする

合意結果は、テント倉庫などの工場内に掲示したり、朝礼などで発表したりして、メンバー間の共通認識として情報を共有し、

事前の危険回避を図ります。

 

・まとめ

労働安全衛生法には、新規雇用者や作業内容変更者に対して、取り扱い方法・作業手順・作業開始点検などに

関し教育を行い、日付・教育内容・教育担当者などを教育記録簿に記入することが求められています。

但し、記録を記入する事で今後の安全教育に対して、社内全体のノウハウを上げる事が可能になってきます。