品質保証の基準を見える化することで社内認識と効率化を測る!


●品質保証の基本的な考え方と原因追求の原則

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品質保証の基本的な考え方は、

・機械ごとにチェックする

・一定個数で機械を停止し品質チェックする

・整流にして履歴がわかるようにする

・先入れ先出しを行う

・同じ条件で繰り返しつくる

など

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であり、原因追求の原則として、

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・現地現物

・1個流し生産で作業直後に分かる

・加工順、履歴が分かる

など

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●品質チェック

 

品質チェックは、前回チェックしたものから今回チェックしたものまで(ロット)が

良品であることを保証するものであり、そのタイミングは開始直後/毎時00分というような定時であったり、100個ごと/収容箱ごとというような定量であったりします。

場合によっては、全数検査ということもあり、その結果を記録やモノ(残置品)で残していきます。

これらの記録やモノ(残置品)が見える化されていれば、トレーサビリティーも容易となります。

 

●QC工程表で品質を保証する

 

①管理水準

顧客の要求する品質に対し、それを作りこみために必要な設計品質を、管理水準として見える化します。

例えば、顧客の要求が公差±10ミリであれば、車内の管理値は±6ミリというように水準を上げ、仮に管理値±6ミリを外れることがあっても、顧客の要求品質には適合するようにします。

②測定器

品質チェックを行う測定自体の精度誤差があれば、品質が適合しているかどうかつかめません。

そこで、測定器を定期的に検査し、その精度の維持を図ります。

計測機器定期点検表などを用いて、測定器、前回検査日、次回検査予定日、担当者などが見える化されていれば、管理用意となります。

また、測定器に有効期限を明示した校正済シールを貼ることで見える化します。

③限度見本

定量的表現が困難で官能検査要素が大きく、良品/不良品か見分けがつきにくい場合、人による検査のバラツキが生じ、そこから製品のバラツキとなってしまいます。

そこで、良品/不良品の境界を限度見本で表し、誰でも統一した基準で判定できるようにします。

限度見本は、検査場のすぐ近くに見える化し、誰でもいつでも使うことができるような環境を整えます。

 


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